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 現在、過去においてどんな薬をつかってきたんですか?

薬については色々ありますが、管理人が実際使用したものの中からその感想を書いてみたいと思います。これらの情報は『病院からもらった薬がよくわかるくすりの辞典』(小林輝明監修、成美堂出版、2007)とおくすり110番を中心に記載しています。

現在のおくすり

 ペンタサ(メサラジン) 2錠×3=1日6錠 
UCの代表選手。副作用が少ないのは、サラゾピリンから副作用発現部分のスルファピリジンという部分を取り除いたものだから。私は小さい丸タイプですが、横長タイプも最近できました。もう2年近くくらい飲み続けている。

 ビタメジン 1錠×3=1日3錠
ビタミンB1、B6、B12を配合した複合ビタミン薬。これらのビタミンは体の神経の働きに深くかかわってくるからとのこと。術前のFe強化月間のときにFeはビタミンと一緒に摂取すると吸収がよくなるとのことで飲むようになり、術後も使用。副作用は特になし。

ラックビー 2袋×3=1日6袋
いわゆる整腸剤。

ロイケリン(6MP) 30g×1=1日1袋
免疫調節剤。ロイケリンを飲んでいると、ヘモグロビンの数値があがりにくくなったりするとか何とか。副作用として貧血、吐き気や髪がぬけたりする。

ペンタサ注腸 100g×1=1日1本(2009秋より2日に1本)
ペンタサを溶かしたもの。体温にあたためてから おしりに挿入。経口のペンタサで副作用がでる人は、水でうすめたこちらを使用するらしい。浣腸みたいなものなので慣れるまで注腸をした後は非常にトイレ行きたい感にかられる。

過去のおくすり

 プレドニン(プレドニゾロン)
いわゆるステロイド経口剤。UCの代表選手で、SLE、ネフローゼなどの病気にも使用することがある。非常によく効くがそれは表の顔。実は裏で色々企んでる悪い奴(だと思う)。
副作用としてムーンフェイス、骨粗しょう症、白内障、大腿骨頭壊死など。免疫調節剤に変えたため中止。

イムラン(アザチオプリン)
免疫調節剤。奇形が生まれるという動物実験があるが、人体においての副作用は一般の人と確率と変わらない(と聞いた)。また、悪心、髪が抜けることがある。吐き気がとまらないため中止。

ミヤBM顆粒
乳酸菌の仲間。腸にやさしい善玉の乳酸菌を補い、悪玉の腸内細菌を追い出す。その結果、下痢や腸のゴロゴロが改善され、おなかの調子がよくなってくる。おもに下痢症に用いますが、便秘にもよい。乳酸菌製剤は、強力な作用はないが、どのような症状にも安心して使える。初期の頃整腸剤として使用。


 リンデロン座薬
潰瘍がS状結腸までの初期に使用。ステロイド系なので同様の副作用がある。しかし潰瘍が奥まで広がると座薬では届かないので注腸に移行。

ステロネマ(プレドネマ注腸)
ステロイドの入った注腸。副作用は経口プレドニンよりは少ないといわれるが、長く体内に残る性質のため、長期に渡って依存することになる。プレドニンをやめてステロネマだけやっている時代でも顔はムーンフェイスでパンパンでした。IONになったので、ペンタサ注腸に移行。

 ドセル錠(ジクロフェナクナトリウム錠)
間接リウマチの薬みたいですが、間接痛のときに使用。しかし禁忌病としてUCは慎重投与とあるのだが。特にあんまり効果なし?

 ロルフェナミン
解熱鎮痛薬。IONと最初診断されなかったので、その時に使用したが、効果なし。

 ムコスタ錠(レバミピド錠)
胃潰瘍の薬。あくまで胃潰瘍なのでUCとはまた違うわけで・・・。でもよくペンタサと併用して飲んでいたと思います。

 ガスターD(ファモチジン)
上部消化管出血(消化性潰瘍)に効果ありといわれる。UCがひどくなったときに使用。

 ナウゼリン(ドンペリドン)
胃腸の働きをよくする薬で吐き気や嘔吐、食欲不振などに用いる。イムランの副作用で嘔吐がとまらなかったときに使用。

酸化マグネシウム
便通をよくしたり、胃酸を中和するはたらき。ただし便がやわらかくなる傾向になる。便秘の時に使用したと思われるがはたしてUC患者にとってよいのか・・・。

シプロキサン錠200mg(塩酸シプロフロキサシン)
細菌を殺菌する薬。細菌が原因のいろいろな薬に使う。

フロモックス錠100mg(セフカペン ピボキシル塩酸塩水和物)
細菌を殺菌する薬。細菌が原因のいろいろな薬に使う。

バンスポリンT錠(セフォチアムヘキセチル塩酸塩)
細菌を殺菌する薬。細菌が原因のいろいろな薬に使う。

アドソルビン(天然ケイ酸アルミニウム)
下痢をとめる薬。腸内の過剰の水分や有害物質を吸着する作用がある。また、腸の粘膜に作用して炎症をしずめる。そのような作用により、下痢止め効果を発揮します。子供を含め、下痢症に広く使用されている。

タンニン酸アルブミン
腸の炎症を抑えて、下痢をとめる働き。

プロテカジン錠(ラフチジン)
胃酸の働きをおさえる薬で、胃炎や胃潰瘍の治療に用いる。

 ソル・メドロール
ステロイド系の点滴。入院中に使用。

 プレドニン
ステドイド系の点滴。同じく入院中に使用。



 UCではどんな検査をするんですか?

採血
外来時毎回します。CRPなどを見るため。超下血しているときはCRP7.0とかまでいってしまう。通常は0.1以下がよろしい。

 便潜血検査
その通り便したときに血まじってないか、っていうやつです。通常の健康診断などだと検査機関などに出しますが、UCの場合は見ただけでもう真っ赤なのですぐわかります。入院中などは看護婦さんが点検するので、血でたら(便を)流さないでねなんて言われます。

大腸内視鏡
@ニフレック飲むパターン
前日より消化のよいものを食べ、当日は朝から絶食でニフレックというポカリの味のようなものを2L飲む。かなり気持ち悪い。トイレにかけこんでいるうちに、そのうち便も出て水?しかでなくなる。病院には午後からいき、一度トイレチェックがある。その後検査。1時間くらいカメラつっこんでました。はっきりいってもうしたくないです。
A普通につっこむパターン
悪くなったときに急にやるときはこっち。また病院によっては通常の検査でもニフレックを飲まず、こちらで出来る場合もある。浣腸をしてからの場合もあるが、通常はこのままやる。当然便がある中をカメラがいくので、画面には腸にくわえて茶色いものが映っている・・・。まあ水でとばせるみたいですけど。大体20分くらい。

注腸造影検査
硫酸バリウムと空気を造影剤として、肛門から入れて大腸の二重造影写真を撮るもの。  大腸粘膜の細かな病変が分かるので、大腸疾患の早期発見や早期治療につながる。
まず検査の約5分前に消化管の蠕動運動や消化液の分泌を抑制するための筋肉注射(薬品名=ブスコパン)をします。 検査台に横になり肛門と直腸の診察を行い、肛門にビニールチューブを約5cm位挿入します。その後、医師の指示どおりに体の向きを変えながら、バリウムを大腸の奥の方へと移動させていきます。 約1.5リットル程度の空気を入れて大腸を膨らませ、さらに体の向きを頻繁に変えて、バムウムを大腸の粘膜面に十分付着させた状態をいろいろな方向から撮影して行きます。 このいろいろな方向というのが診察台にくくりつけられており、ぐるんぐるん回されるので吐きそうになる。検査時間は約20分間で、14〜15枚の写真を撮る。撮影終了後は肛門の近くにある少量のバリウムと空気を排出し、ビニールチューブを抜去して検査は終了ですが、超トイレ行きたい感にかられます。バリウムと空気を何度も出して終わりなんだけど、私は内視鏡よりしんどいのでは・・・と思ってます。


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