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特発性大腿骨頭壊死とはどのような病気のことですか?

 特発性大腿骨頭壊死(とくはつせいだいたいこっとうえし)とは、脚のつけ根にある股関節の中の大腿骨頭(大腿骨の一番上端の部分)の骨組織が壊死に陥り、関節面が陥没したり変形したりする病気。なんらかの理由で大腿骨頭の血流が低下し、骨組織が死んで脆くなる。壊死の範囲が大きいと、体重に耐えきれずに潰れてしまう。細菌感染は伴わないのでので、いわゆる「腐った」状態ではない。
 国指定の特定疾患であり、20-30台に多く発症。全国約4600人(H18.3現在。独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構より)。なお、よく突発性〜と間違えられるが、特発性とは原因が不明の、という意味で決して突発的に病気が発生するものではない。
 症状は段階(Stage1-4)により分けられ、初期〜Stage2まではほとんど痛みを感じない。また壊死範囲によりType-AからC2までに分けられる。
 両足に及ぶと治療は長期間に及ぶことがあり、また、青壮年期に好発して労働能力を著しく低下させることも重大な問題。患者の生活・人生の質に大きな影響を与えるため、適切な診断を行い効果的な治療へと結びつけていく必要がある。
 なお、原因は不明であるが、関係因子としてステロイドとアルコールがあげられる。ステロイドは潰瘍性大腸炎、膠原病、腎疾患などで使われるステロイドの投与により、骨壊死が進むというもの。ステロイド性では2年以内の両大腿骨壊死が70パーセント。アルコールの飲みすぎで発生することがある。なお、大腿骨の疾患としては、他に変形性股関節症が挙げられ、手術法も重複することが多い。ただ同じ手術をしたとしても、ION患者はもともとの骨が弱くなっていることが多く、骨の付きが悪いので、術後も慎重なリハビリが必要である。
(難病情報センター記事から抜粋)


わたしの病歴(特発性大腿骨頭壊死〜上腕骨頭壊死編)

H20.8 最初は足首、膝が痛くなる。9月からは股関節がいたくなる。しかしまだ歩けてはいたので、無理して歩く。潰瘍性大腸炎の主治医はUCの関節炎だろといわれて、痛み止めとしっぷをもらっていた。大腸科以外にこの病院の整形にも見てもらったが同様で、IONの発見には至らず。こちらも気になるという人は >>>>潰瘍性大腸炎のページへ

H20.10 長く座っていると立つ時にすごく時間がかかるようになる。けいれんをしたような状態。UCの病院ではリウマチかもとリウマチの検査をするが陰性。MRを予約する。

H20.11 6日左足が痛いので、全く立てなくなる。つえで職場にいかなければならないので、早退して大学病院にいく。整形外科でレントゲンをとると、すぐに骨頭壊死といわれる。壊死範囲も広く、再生は不能のため、後々手術しなければならないということになる。つえで歩いていては骨頭はどんどんつぶれていくというので松葉杖を購入。骨そしょう症の薬であるフォサマックを飲み始める。MRI,CTをとる。
 この時点でSTAGE3B,TypeC1。

H20.12 K大病院に再生医療(自骨をIPS細胞などを使って再生させる方法)のことを聞きにいく。しかし治験は終了、UCなどの原疾患がある人は受け付けないとのこと。月末に右足まで痛くなる。

H21.1 右足が痛いので左足の術式を決めるため、RI(ラジオアイソトープ)をする。

H21.2 人工関節にするか迷いに迷って骨頭回転術に決める。そやこやしている間にレントゲンで骨頭がつぶれだす。

H21.3/10-4/10 左大腿骨頭回転骨切り術で入院 >>>>入院日記のページへ

H21.4 退院し、外来リハビリに移る。

H22.1 新たに上腕骨の壊死判明する。 >>>>上腕骨頭壊死のページへ

H23.3/22-4/1 ボルト抜き手術で入院

UCを甘く見ていた私。しかしUCで使っていたステロイドのせいでIONを発症するなんて思ってもみませんでした。足が悪くなってからのほうが、UCにも気遣って食事もつつましくなったりしてます。その意味ではよかったのかななんて思うのですが、やっぱり松葉杖では不自由。今は右足がこれ以上痛くならないようにと願うばかりです。早くすらすら歩けるようになりたいと思います。


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