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どんな薬があるのですか?

潰瘍性大腸炎のように再燃を防止するために、毎日かかさず飲むといったものではないです。いわゆるIONの治療のために、というのはフォサマックしかまだ飲んだことはありません。術後は全く飲んでいません。

  フォサマック 1週間に1回
骨粗しょう症の薬。1週間に1回、朝起きてすぐにコップ1杯の水と一緒に飲むというかわった飲み方をする薬。なお、飲んだ後は30分ごはんを食べてはいけない。副作用として長く骨に残る薬のため、妊娠する可能性があるときには飲まないほうが良い。歯髄炎など。
これを飲んだからといって特に骨が再生するとかではなかったです。

 セルベックス 1錠×2回=1日2錠

胃の粘膜を丈夫にする薬で、胃炎や胃潰瘍の治療に用いるとのことだけど、セレコックスを飲んでいた時期に併用して使用。強い薬ではなく、副作用はほとんどなしとのこと。

 セレコックス 1錠×2回=1日2錠
術後に使用。痛み止め。

 ロキソニン 1錠×3回=1日3錠
術後に使用。痛み止め。上腕骨頭壊死になってから腕が痛すぎる日に多少使用。

 フェジン
術前、術後に使用。ぶどう糖注射。いわゆる貧血防止。もともと鉄欠乏性貧血で鉄分が不足していたので、手術前3週間から10本ほどうった(2日に1回)。するとヘモグロビンの数値が10.4→11.2に若干の改善が見られた(ヘモグロビンは11からが正常値)が、術後数値が7になり、その後も点滴で1日2本×2週間続けた。

 


どんな検査で壊死がわかるんですか?

レントゲン
正面、ラウエンシュタイン(仰臥位で非検側を挙上した45゜斜位である)など。初期はレントゲンでは全くわからないといってもよい。

MRI
核磁気共鳴画像法。断面画像のひとつ。放射線被爆はないと考えられる。しかしCTよりも一般的に時間が長く、閉所恐怖症であるとつらい。凄い音がするので病院によってはヘッドホンをして癒しの曲などを流してくれる。初期の壊死などは、専門医でもレントゲンでは非常に見難い(そのためかスルーされた)MRI、CTではじめてわかります。

CT
コンピュータ断層撮影。放射線被爆があるが、MRIよりも時間が短い。造影剤の副作用有り。いわゆるかたまりハムを断面で切ってゆく感じで・・・。こちらも凄い音がする。

骨シンチグラフィー
ラジオアイソトープ(RI) という放射性同位元素のことで、当然放射線被爆する。午前中に注射をし、3-4時間たってから検査2時間ほどする。MRのような筒状の中に入っていく。がんの検査にも利用され、黒くなっている箇所が転移箇所、壊死箇所である。MRI、CTなどが検査部しか検査出来ないのと違い、全身検査のため、まだ痛くないが壊死しているというような、すなわち多発性骨壊死などの早期発見が可能。検査後は早く造影剤を出すために、大量に水をのみ、早く尿をだしたほうがよいといわれた。

IONと確定診断がつくまで
 これらの検査はIONと判断がついてからまたはその疑いがあるからするものですが、まずは確定診断がつくまでに、いかにこの病気のことを事前に知っておくかということがポイントだと思います。といってもステロイドの副作用ということで、UC,SLEなどの本に必ずしも載っているわけではありません。わたしは初期症状として、膝・足首が痛くなり、最初はUCの副作用で関節炎というのがあるので、それかな?と思って特に気にせずおりました。主治医もそうだろうし、そのうち治ると言っていたからです。しかしその後も足を酷使続けて、体重もがんがんにかけていましたので、この間にどんどん壊死が進んでいった気がします。実際最初の痛みから2カ月で足も思うように動かなっていきました。
 それでもまだ関節炎と主治医は言ってっておりましたので、転院して初めて分かったのです。ステロイドの副作用としてこの病気を知っていたなら、もっと早くに足を庇うことも出来たでしょう。そしてStageの進行を防ぎ、手術法の選択方法を広げてくれたことだと思います。
 まずは、ステロイドを原疾患で使っている方がいたら、大腿骨頭壊死になる可能性があるということを知っておいてください。。確定診断がついてからは、初期だとすぐに手術!てわけではないですが、Stageが進んでいるなら松葉杖などで庇って、なるべく体重をかけないようにしたほうが手術法の選択が広がるので良いと思います。


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