1:特定疾患のイロハ

2:特定疾患が2つになったら・・・

3:身体障害者手帳取得について

4:副作用被害救済制度     について 

5:利用出来るさまざまな制度   
        
                                         
                                                                                                       
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副作用被害救済制度はどのような制度ですか?

 副作用被害救済制度とは、病院・診療所で投薬された医薬品、薬局などで購入した医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による入院が必要な程度の室病や障害などの健康被害についての救済給付をしてくれる制度です。
 (ただしS55.5.1以降に発生した副作用による健康被害の場合)

まずはホームページを見て、気になったら資料請求することが出来ます。
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

0120-149-931(月〜金9:00-5:30)

 では原疾患によるステロイド使用でIONになった場合、請求することが出来るのか。
 答えは 入院していたら出来る、入院していなかったら基本的には出来ないと思ってください。
 外来治療のみでは請求をしたとしてもほぼ棄却されます。というのは副作用被害救済制度というのが軽度の健康被害は救済の対象とならないと明記しているからです。そのため、外来治療=軽度の健康被害とみなされてしまうので、外来だけを通っている状態ではほぼ無理のようです。但し今すぐに手術をするべきなのだが手術の順番待ちをしている、という状態が長く続くとその間の外来分は主治医が証明すれば、外来分も対象になるかも?ということを機構の方に聞きました。ただ、IONが今すぐ手術しなきゃ致命的になるという病気ではないため、今すぐに手術をするべきという証明というのは難しい気もします。
 IONで手術をせず入院するということは、温泉病院の入院でもない限りないと思うので、結局は手術したら出来る、ただし手術していない(つまり保存療法中)時は出来ないようです。

 副作用に夜健康被害の器官別大分類別の内訳(H17-18)
 全2303件中、筋骨格系および結合組織障害4%(約92件)
 薬効中分類別副作用原因医薬品の内訳(H17-18)
 全3397件中、ホルモン剤8%(約264件)
 なお、機構HPでもIONで給付されている人がいるかどうか見ることが出来ますが、医療費医療手当、障害年金2級給付決定などに加え、たまに不支給(政府で定める障害の程度とは認められない、入院を必要とする程度の医療とは認められないなど)というのも見受けられます。
 


実際に用意する書類はどんなものがありますか?

最初に送付する書類は以下の通りです。これらを用意して郵送します。

医療費・医療手当診断書 IONの先生に書いてもらう
医療費・医療手当請求書 自分で書く。特定疾患ならば、受給者証のコピーもいる。
投薬証明書 IONの原因となった病気を治療していた病院の先生に書いてもらう。UCならUCの先生。
受診証明書 入院・通院合わせていくらかかり、いつ来院しているかの証明。IONの病院の受付などで書いてもらう。

その後、機構のほうから画像提出などを言われますので、その際はまたIONの先生に頼みに行ったりすることになります。

実際に請求してみたら・・・。

 管理人はこの制度のことをIONになった後、1カ月後に知ったのですが、当時は入院してなかったので機構に問い合わせても無理の1点張りでした。その後H21.3/10-4/10までIONの手術で入院していたので、医療費・医療手当を請求する条件は一応満たしたということで請求してみました。なお、医療費・医療手当は5年前まで遡って請求することが可能なので文書料のことも考えると一度に請求したほうがいいかもしれません。まだ給付決定されていませんが、流れとしてよかったらお読み下さい。

4月7日 TELして申請用紙一式、リーフレットを送ってもらう。
4月9日 申請用紙が届く。
4月10日 退院する。
4月15日 投薬証明書をUCでかつて通っていた病院へ送る。
4月21日 投薬証明書が出来たとのTELはいり、取りに行く(文書料525円)
4月27日 退院後初めての整形外科受診。先生にお願いして受診証明書、医療費・医療手当診断書渡す。
5月22日 受診証明書・記入された医療費・医療手当診断書を貰う。しかし受診証明書の記入が無いので、窓口に再度記入をお願いする。
6月8日 整形外科窓口から会計を回って、会計から受診証明書が出来たとのTEL入る。
6月16日 受診証明書を取りにいく。
6月17日 医療費・医療手当請求書を書いて、特定疾患受給者証コピーと5点セットで機構に郵送する。
6月21日 機構から速達の配達記録郵便で診断書の記入不備だとして書類返送される。
6月27日 整形外科窓口に先生にまた記入してもらうように診断書を渡しに行く。
7月7日 整形外科受診で先生に記入してもらった診断書を貰う。
7月8日 再度郵送する。←ここ(7/10付)で初めて請求日と認定される。
9月18日 資料が足りない、MRとCTとX線のデータを送ってくださいと手紙くる。これは承諾書を送れば機構が病院に問い合わせて直接やってくれるとのことで、こちらからは承諾書を送る。
12月18日 先生が機構に送ったデータのコピーが送られてくる。これからまた審議に入るとのこと。
2月20日 支給決定が速達で来る。医療費と医療手当が支給される。振込口座を一週間以内に言わねばならないが、振込はそれからさらに1か月後らしい。
・医療機関に対する個人情報提供同意書(提供した病院に開示)
・審査の不服申立てに関する手続き(半年以内)
・アンケートのお願い
・受給者カードの配布のご案内
・医療費医療手当受給者のしおり
・精神面などに関する相談事業の手引き
が一緒に送られてきた。
3月上旬 受給者カードが送られてきました。
病院の診察券みたいなのに、どの薬で副作用になったか書いてます。
初めての薬局にかかる時などに便利かもしれません。
3月19日 医療費、医療手当て分が振り込まれました。
一応これで全てが完了しました。今後また入院するかどうかはわかりませんが、また請求することがあれば追加して書こうと思います。


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